SATOSHI GOGO WEBLOG

アコースティックギタリスト Satoshi Gogoのブログ

"Remembering"のお話。

こんにちは、フィンガースタイル・アコースティックギタリストの Satoshi Gogo (伍々慧) です。 

 

7月1日に新しいアルバム"Remembering"を発売します。

今回のアルバムは、「台湾・中国・香港向けに、廃盤となった伍々慧の10代の頃の作品の再録盤を作りたい」というオファーからスタートし、最終的には、原曲の雰囲気を残しつつ今の感覚でアレンジした10代の頃の作品7曲と、新曲3曲を一つのアルバムにまとめました。

ギターで奏でるメロディたちと共に想い出巡りをしたり、もう戻れないあの日々を振り返るような、そんな作品に仕上がりました。奇しくも20代最後の作品となる今作を製作することで、向き合うことを避けていた10代の作品・日々と対峙し、夏から始まる30代の10年間を初心に返り歩んでいこう、と思えるキッカケになりました。

日本盤は伍々慧のレーベル Wonderful Days Music からリリースし、今回の販売は伍々慧のライブ会場・ウェブショップのみとなります(一部小売店を除く)。また生産枚数完全限定となります。

 

当初は廃盤となった10代の頃のミニアルバムの内容をそのまま弾き直す、というオファーだったのですが、あの頃考えていたことと今考えていること・構築したい世界観があまりに違い過ぎるため、さすがにそれは無理でした。

ワンダーボーイ(苦笑)扱いされてデビューしたので、子どもの内からたくさんのチャンスをいただきました。しかし、自分の実力が追いつかずそれらをモノにできずもがいたり(それは今だっていっぱいありますが)、今のように自分で自分の活動をコントロールできなかったのでやりたくもない事をしないといけない場面も多く、それに苦しんだり、内容が伴っていないことでどんどん人が離れていく寂しさを知ったり、とにかくもがいたり苦しんだりの日々で、次第にギターを弾く事も辛くなってきて、ブックオフ東野圭吾村上春樹の小説を買ってきて読んでは売っての日々が始まり...


なぜ図書館に行かなかったのでしょうか?

 

自分にとって10代後半から20代前半はそういった意味ではなかなか辛い時代でしたので、アルバムを聴き直しているとそんな日々がフラッシュバック(大げさ)してくるのです。もはやアルバムを聴くことさえ自分にとってはなかなか辛い作業で、何度もこのオファーを断ろうと考えました。

しかし、ここは漢・Satoshi Gogo、頑張りました。過去に足元をすくわれるのはもうこれっきりにして、これからのことをより輝くものにしようと心機一転したのです(非常に感動的・映画化希望)。

何よりも過去の作品を取り上げてくれようとしたお気持ちがありがたいですし、10代の頃から応援して下さっている方に「少し大人になりましたヨ(ショーンKの声で)」と感謝の気持ちを添えてお伝えしたくて、遂行しました。

もちろん、初めて聴いてくださる方には心地よい昼寝ミュージック(?)として楽しんで欲しいと思っています。

(昼寝してもらわなくてもいいですが、昼寝ミュージックに向いていることは検証済みです)

 

5月の「春の小さなサロンホールツアー」東京公演が終わり、すぐさま"Remembering"のレコーディングが始まりました。

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いつも通り、全て1テイクでOK、もはや1曲弾き終わる前に1曲録り終えていました。不思議です。

そういうことにしておきましょう。

今回は企画モノということもあり、これまでのレコーディングの様にめちゃくちゃナーバスになるということもなく(あえてそうならない様にしたつもり)、ライブ感重視で、揺れられるだけ揺れて、最終的な音の質感も限りなく生々しく残してもらいました。

自分としてはいつもと違う取り組み方だったので、やっぱり学ぶことも多く、これイイ!と手応えを感じたり、ちょっとtoo muchだったかな、とか、別のタイミングに聴き返してみるとこれはこれで良いな、などなど色々と感じる事も多々あり、ある意味正解がない世界なので、モノ作りの奥深さや楽しさを改めて垣間見ることができました。

今回学んだことを次へ活かす事が(今回のものが発売していないのに)早くも楽しみです。

 

そんなわけで完成。

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ジャケットはおなじみTracy。久しぶりのジャケットでの顔出しで照れくさいですがTracyのテイストでまとめてくれました。

 

試聴はこちら。


"Remembering" trailor - Satoshi Gogo

 

そして、納品。

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現物を見ると「終わった〜」感が出ますが、中国メーカーにこれの楽譜を納品するまで何も終わっていないことに気付かされます。ちなみにまだ1拍も書いてません。早く始めましょう。

 

10代の頃のミニアルバムを聴いて下さっていた方は曲がどう変わったのか、そんな感じで楽しんでもらえるかもしれません。

それを聴いたことない方は、10代の"青い"感じを感じる新曲たちと思って楽しんでもらえるかもしれません。(本当の新曲3曲は27歳~29歳の間に作ったものです)

6月末から gogosatoshi.com で受注開始いたしますので、よろしくお願いいたします。

ぜひ聴いてみてくださいね!