Satoshi Gogo Weblog

コンポーザー / アコースティックギタリスト Satoshi Gogoのブログ

新作 Masterpieces 解体新書

こんにちは、ギタリスト/ コンポーザーの Satoshi Gogo です。

 

Blogの存在を思い出す季節がやってきたようです。

今年は例年より遅めの到来です...

 

そんなわけで、8月20日に新しいアルバム Masterpieces リリースしました!

 

配信はこちら

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やや買い被ったアルバムタイトルではありますが...

Masterpiecesとは、

”2025年、Satoshi Gogoのプロデビュー20周年を記念して製作される自身初となるベストアルバム。プライベートレーベル Wonderful Days Music発足以降の人気楽曲を中心に選曲し、全てのトラックに新しい編曲・再演、もしくはリマスタリングを施して収録。再構築された楽曲群が新しい世界へと誘います。また、書き下ろしの新曲も収録。過去から未来へのPathwayとなる必聴の作品。”

とのこと。発売元より。自分やないかい

 

思いがけず、すでにたくさんの方(当社比)にこのご時世にCD版を手に取っていただけて嬉しい限りです。ありがとうございます。

 

せっかくなので、各曲を軽く解説していきましょう!

この解説・制作秘話・楽曲にまつわる思い出なんかを読みながらMasterpiecesを聴いてもらうと

より楽しんで頂けることウケアイです。

 

✳︎✳︎✳︎

 

M1 Have you seen a Bluebird?

コンサートなどで"Bluebird"を弾く前にイントロ的な雰囲気で弾いていたフレーズを整理して、短い曲として仕上げました。

Bluebird Intro、みたいなタイトルでは味気ないので、私の好きな”ジャズスタンダード"の1曲、Have Met Miss Johnes? をモジってタイトルをつけてみましたが、全然うまくモジれていないことに気づいたのは、全て入稿してからでした。(ご愛嬌)

 

M2 Bluebird

日常の中にある小さな幸せを見つけてそれらを大切にして暮らしていこう、そんなライフスタイルのテーマソング的楽曲です。

私の楽曲の中では、認知されている曲の一つです。色んな方とこの曲を通して共鳴できて良かったね。10年前に作ったこの曲のおかげで、この10年間色んな景色を見ることができました。

ありがとうと言いたい。ありがとう。

ちなみに、サウンド面で気になるところがあり、収録したテイクは実は録音手法3パターン目のものなんです。ずいぶん時間がかかってしまいましたが、(限られた時間・限られたシチュエーションの中ですが)、試行錯誤できたのも良い思い出です。

 

M3 Distance

心の距離が近くに感じられる人に向けて作った、歌詞のないラブソングのようなそんな1曲です。この曲も自分の楽曲の中では、知られている曲ですね。

原曲の後半部分を思い切ってカットしたアレンジ、いかがでしょうか?

個人的には最初からこうしておけば良かった、と思うくらいしっくりきております。

 

M4 Mayflower

初夏に咲き誇る草花を讃えるような、そんな楽曲です!

今回はクラシックギターで演奏しました。というより元々クラシックギターで作ったのでした。

もうちょっと華やかな音で録れたらと思いつつ、今回は落ち着きある感じで着地しました。

個人的にはもうちょっと人気が出て欲しいなと思っている1曲です!(推し活)

 

M5 Stella

冬空に輝く星、キリッとした冬の空気をキャプチャーしたようなそんな楽曲。

"Secret Garden"に収録した際はクラシックギターで演奏しましたが、今回は鉄線で。

コンサートでは鉄線で弾いているのでその雰囲気で、尚且つより冷たい空気感が表現できているかなと。

この曲のメインテーマをパンデミック中にInstagramに投稿したら大反響で、それで機嫌が良くなって曲として仕上げてみたらそんなに反応がなかった、という思い出の曲です(?)。メインのテーマに行くまでの流れが結構難産でした。

まぁでも、良い曲だと思います!

 

M6 Somewhen Somewhere

憧れの人や場所にいつかどこかで会えたら、辿り着けたら、と夢みる気持ちの曲です。

こちらは昨年リリースしたQuiet Pathwayからですね。最近すぎて今回収録するか迷いましたが、クラシックギターで弾いてみたかったので選曲しました。

とにかく優しくなって子守唄のようだ...

 

M7 Nightfall

夕方から宵の口の時間の流れと空色の移り変わりの美しさを表現した1曲、2020年リリースのアルバム Nightfall のタイトルチューンです。

自分の楽曲の中では結構気に入っている曲です。

Masterpiecesバージョンとして、一人ギターデュオアレンジに挑戦してみました。

片方のギターは元々の一人で弾いているアレンジ、それに被せるようなイメージでセカンドギターをアレンジしました。

2本のギターで弾き分けるというより、渾然一体になるようなイメージでアレンジしたのですが、個人的には好きな感じで纏まりました。色彩感が出せたかなと。

 

M8 風待ち

コツコツガンバっていればいつか自分にも良い風が吹いてくれる、と自分自身を励ますような気持ちで10代の時に作った楽曲です!

この曲も自分の曲の中では人気がありますね。作った当時、18歳くらいだったかな?これは良い曲ができた!生活変わるぞ!とちょっと大袈裟ですが思ったことを覚えています。

その後ライブで演奏してもなかなか思った反応が得られず、もうええわ〜と思い始めたくらいから認知されていきましたね。

弾き続けていたら、ある日を境に気付かれる、みたいなことってあるんです。(それが狭い世界の中でだとしても)

ちなみにこちらも録音手法3パターン目のものです。

 

M9 Night Blooming Flower(夜に香る花)

日本の歌謡曲のフレーバーとスパニッシュな雰囲気を合わせてみた楽曲だったのですが、今回ブラジリアンギターのテイストも加えてアレンジしてみました!

聴こえているより躍動感といいますか、アタック感が出るように頑張って弾いているのですが、なかなか録音物でそれらが全て表現するは難しい、そんなことをこの曲のレコーディングで痛感しました。この辺りは今後の課題、いや、むしろ楽しみです。

シブい雰囲気で着地できたので良しとしましょう!

 

M10 Moon Shade

ふと孤独に感じる瞬間・気持ちといつも独りの月の表情をオーバーラップさせたようなそんな楽曲です。

音源自体はアルバム Secret Garden に収録したものと同じですが、ミックスとマスタリングは今回新たに施してもらいました。

この曲もStella 同様、パンデミック中のInstagramで反響を頂き、曲として完成させました。

その後、宅録バージョンのシングルをリリースしたのですが、いつも以上に世界各国で音源そして楽譜共にめちゃくちゃ手に取ってもらえました。感謝。

その時の皆さん、今はどちらですか...?

 

M11  Rain

静かに降り出した雨、やがて本降りになっていく中、遠い雨の日の記憶が雨粒と一緒に流れていくような、そんなイメージの曲です。楽曲の制作秘話(?)はコンサートの時にお話ししているので、ご興味ありましたらぜひコンサートへおいで下さい!

この曲もここ数年、人気が高まっているような気がします。音源化前、ライブで演奏してもほとんど反応なかったんですが、聴いて頂いた皆さんと共に磨かれていっているような、そんな感覚もある楽曲です。

 

M12 Haru

長い冬が終わり、春の訪れに心が解けていくようなそんな心像の楽曲です。

パンデミック期の代表曲の一つ?です。あの閉塞感がなかったら、この曲は生まれていなかったのかもしれません。そのくらい、春の訪れで救われたし、小さな希望をこの曲を通じて感じていました。

そんな思いに共鳴してくださったのか、こちらもMoon Shade同様、

いつも以上に世界各国で音源そして楽譜共にめちゃくちゃ手に取ってもらえました。感謝。

その時の皆さん、今はどちらですか...?また春は来ますか...?

 

M13 Heart

幾つになっても熱い気持ちを持ち続けたい、そんな思いで作った(記憶のある)楽曲で、こちらも日本の歌謡曲的マイナー調をギター音楽に自分なりに落とし込んだ曲です。今となってはやや小っ恥ずかしい曲調ですが!

ギター1本で弾くとそれほど美味しくなかったなぁ、しかも弾きにくいし、という反省を活かして、いくつかのラインを書き直した(簡略化した?)バージョンとなってます。

 

M14 星さがし

自分の居場所(立ち位置)を探す旅の途中に見上げた夜空のような、そんな楽曲です。

星=居場所、ということが言いたかったのでしょう。

出来立てホヤホヤのSwedenの名工(そしてお友達の)Rasmussen Guitars model R を使用して、部屋でポロポロ弾いているイメージで録音しました。

後半は結局熱が入ってしまいましたが...

どこまで主旋律をシンプルで強くできるのか、その単純な旋律をリフレインで成立させられるか、が裏テーマだったりします。

 

M15 Silver Lining

良くない状況でもきっと好転する・一筋の希望、みたいな意味の英語のことわざなんですが(Every cloud has a silver lining)、その言葉通り、どんな時でも小さな希望を持ち続けながらこれからも音楽を続ける・自分の音楽が誰かにとっての小さな希望になれば、とそんな想いで作った楽曲です。

人間万事塞翁が馬で行きたい、生きたいんです。

 

✳︎✳︎✳︎

短いものを入れて全15曲、楽しんでください。

アレンジしたはいいものの結局収録しなかった曲、

レコーディングしたのに収録しなかった曲、

そんなものも色々と散らかったままですが、またそれらはいつかのタイミングで。

 

デビュー20周年ということで、頑張って企画してこのアルバムを制作してみましたが

やってみた感想は、

思っていたより難しかった!

です。なかなか苦労しました〜... ですのでぜひ聴いてみてください!

 

 

さてさて、次はどこへ行こうかな

 

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