こんにちは、フィンガースタイル・アコースティックギタリストの Satoshi Gogo (伍々慧) です。
先日は、モーリス・フィンガーピッキングデイ2019関西予選(という指で弾くスタイルのギターのコンテスト)にお邪魔しました。いつも山口県でのライブでお世話になっている、スイングバイの吉次さんが出場されるということで、これは応援しに行かねば!ということで、審査員でも出場者でもなく、応援に駆けつけました。
僕自身、このコンテストの2004年度の大会で予選・本戦共に優勝して演奏活動を始めたので、間違いなくこのコンテストは自分の人生における一つの大きな「キッカケ」です。これは観戦中、当時のことを思い出しちゃうなぁと思っていたら、当時のことよりも同コンテストの10周年記念として、歴代のチャンピオン達が同コンテストのゲストライブに出演する、という企画に僕は一切声がかからなかったことを思い出しました。悲しい...
それはそうと、この日はコンテストに行く前に、新しいアー写(宣材写真)の撮影がありました!
バチっと1分ほどで完了!
...。
悪用されたら嫌なので(何に?)目線を隠しておきましたけど。
アー写じゃなくてビザ用の証明写真撮影でした。まゆと耳を出さないといけないのが恥ずかしい。結構シビアにチェックされるようなので、提出後いつもドキドキです。
そしてコンテストスタートです。
なかなかのキンチョー感の中、皆さん頑張っておられました。
吉次さんは優勝を逃してしまいましたが、シンプルで心を感じる演奏でとても好感が持てました。僕はやっぱりそんな演奏が好きですね。ぜひ次回もトライして頂きたい!
それにしても、右手のピッキングの弱い(甘い)方が多くてびっくり。集合住宅や隣の近い一軒家で、満足いく音量で練習できていないのではないだろうか、と「日本の住宅事情と音楽業界の因果関係」を頭の中で展開してしまいました。(書籍化できそうなタイトル!岩波新書シリーズあたりで)
サワサワ弾いて弦しか鳴っていない、一見すると(一聴すると)小綺麗に弾けているみたいだけど、小声で話され続けているみたいだ。抑揚も付けられないし、何より胴までしっかり鳴らせた時の生楽器が持つ味わい深さをもっと知ると、きっと貴方は救われる...。
と、まぁ、こだわる部分は人それぞれで良いです。自分も初心に返って腕を磨き続けよう、と決意を新たにしたのでした。
コンテスト後はバタバタと吉次さんと山口でいつもお世話になっているお仲間の方々と食事会へ。音楽が繋げてくれたこのご縁に感謝しつつ、美味しい中華に舌鼓を打ちました。写真とか、そういう野暮なものはありません。ただ、心に深く、「この日」を刻みこんだのでした。(撮り忘れ)